白光 [連城三紀彦]

白光
連城三紀彦



「こんなミステリが読みたかった。」

と誰もが認めてしまうほど鮮やかに展開されていく、「サスペンスミステリの傑作」。

平凡にみえる一家で起きた残忍な幼児殺害事件。
真犯人がわからないまま少しずつ明らかとなってゆく周囲の人間関係。
積み木を重ねてゆくような、危ういバランスで蓄積されていった動機に、手をかけた犯人の心情が絶妙に絡み合う。
これが著者の求めるミステリのあり方なのだろう。

その著者が意図的に排除していたのが、殺された少女の声。
それがラストで明らかとなったとき、これまで色々な衝撃と向き合ってきた自分でさえ「こんなどんでん返しもあるのか」と敬服した。
どんでん返しの得点が高いのは、評価できるポイントがあまりにも多いから
登場人物の全てに陰と陽、善と悪があり、その全てに意外性が詰まっているのだが、後半になればなるほど衝撃度が増してゆく構成が抜群に面白かった。


どんでん返し度:88


白光 (光文社文庫)
光文社
連城 三紀彦

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