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「どんでん返し」小説ランキング
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最後に衝撃の結末が待っているような、「どんでん返し」のある小説をピックアップして、独自にランキングしています。
・ミステリとは「どんでん返し」のことだ・・・という方
・最近「やられた」という小説にめぐり合えない・・・という方
・とにかくビックリするのが大好き・・・という方
是非、私と一緒に「究極のどんでん返し小説」を探してみませんか。

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マリオネットの罠 [赤川次郎]

2012/08/04 20:00
マリオネットの罠
赤川次郎


一部では既に有名だった赤川次郎の初期長編小説。
長野の片田舎でフランス語の家庭教師としてアルバイトをすることになった主人公の修一。
ただ、生徒の姉妹が住む洋館には座敷牢があり、そこに幽閉された人物に感情移入した修一は、思わず手を貸して牢の外に出してしまう。
修一の思いとは別に惨劇が繰り返され、自分も婚約者と離ればなれに。果たして修一は無事にハッピーエンドを迎えることができるのか。

結論から述べると、素晴らしいドンデン返し作品。
もちろん作者の初期の作品だけにツッコミどころは満載だが、何より「読者を驚かせてやろう」という気概にあふれており、綾辻行人の「十角館の殺人」で味わったような衝撃を思い出した。
学生時代に散々読んだはずの赤川次郎だが、こんな作品があったとは。
正直、赤川次郎に偏見を持っていた人でも本作は別。
自分もこれまで未読だったことを素直に反省した。


どんでん返し度:80


マリオネットの罠 (文春文庫)
文藝春秋
赤川 次郎

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スリープ [乾くるみ]

2012/08/03 20:00
スリープ
乾くるみ


「ラブ」シリーズの完成度の高さから、自分の中では「どんでん返しの女王帝王」と言っても過言ではない、乾くるみの長編作品。
30年前にこつ然とテレビから姿を消した主人公の羽鳥亜里沙。
科学番組の人気レポーターだった彼女の身に起きた出来事を淡々と描いていたように見えたのだが、作品は突然おかしな方向へ舵を切り始めてしまう。

現実味はそれほど無い未来の技術を中核に据えた作品で、アラを探せばキリが無い印象も、そんなことを考えさせないほどの疾走感は見事。
どこまでが「夢」で、どこまでが「現実」か。
読者はその狭間で不安を抱くことになるが、最後のどんでん返しでその不安が杞憂にすぎなかったと判る。
SFだけに得点は辛めだが、どんでん返し作品として評価出来る内容だった。


どんでん返し度:66


スリープ (ハルキ文庫 い 15-1)
角川春樹事務所
2012-05-15
乾 くるみ

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プラチナデータ [東野圭吾]

2012/08/02 20:00
プラチナデータ
東野圭吾


「これはSFではなく東野圭吾による近未来の予言である」
といった書評がいかにも似合いそうなミステリ作品。
二重人格の主人公が「記憶のない時間」に起きた殺人事件。
現場に落ちていた髪の毛から解析されたDNAは主人公本人のものだった。
もう一人の自分が殺人を犯したのか、それとも誰かに嵌められたのか。
行き過ぎたDNA捜査に、著者が警鐘を鳴らす。

結論から言えば、どんでん返しは小さく、東野作品としてはギリギリ平均点といったところ。
SF設定に二重人格の主人公ならもっと驚く結末を用意して欲しかったというのが本音。
湯川学と加賀恭一郎のシリーズが秀逸なだけに、高望みしすぎかもしれないが、可もなく不可もない作品に映った。


どんでん返し度:53

プラチナデータ (幻冬舎文庫)
幻冬舎
東野 圭吾

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ふたりの距離の概算 [米澤穂信]

2012/08/01 20:00
ふたりの距離の概算
米澤穂信


TVアニメ化もされて、飛ぶ鳥を落とす勢いの米澤穂信が送る古典部シリーズ最新作。
二年生になった奉太郎たちの元へ、古典部に入部希望という奇特な少女が登場。
仲良くお互いの理解を深めていたはずだったが、なぜか少女は入部出来ないと言って古典部を去ってしまう。
そんな少女の心理に疑問をいだいた奉太郎が、マラソン大会の最中に推理を繰り広げてゆく。

シリーズも第五弾となると、謎よりもキャラクター達の言動に重きを置いているようで、ミステリとしての内容は希薄。
それでも欠かさず読んでしまうのは、そのキャラクター達が魅力に溢れているからだろう。
どんでん返しは殆ど評価出来ないが、爽やかな青春ミステリは健在で、今回も安心して子供に読ませたい作品だった。


どんでん返し度:10

ふたりの距離の概算 (角川文庫)
角川書店(角川グループパブリッシング)
2012-06-22
米澤 穂信

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セカンド・ラブ [乾くるみ]

2012/06/25 19:20
セカンド・ラブ
乾くるみ


初めて読んで驚愕した瞬間のことが未だに忘れられない「イニシエーション・ラブ」以来、久しぶりに乾くるみが本気を出した作品。

結婚式での新婦の姿を冷ややかな眼で見つめる主人公の正明。
そんな意味深なプロローグで始まる作品だが、二人の出会いから付き合う過程を紐解く内に、読者は一層の不安を強いられ、最後の最後でこの結婚式自体がとんでもない著者の罠だったと判明する。
内容は全く説明出来ないが、どんでん返しのインパクトはイニシエーションと同じかそれ以上。
映画ならもちろん、あのブルース・ウィルスの名作が浮かぶのだが、小説で同様の作品は記憶にない。
作品の雰囲気は東野圭吾の「白夜行」を彷彿させる、いかにも違和感のある女性像を描写しており、至って普通の物語なのに読者としては何故かスリル満点。
そんな中で最後のドンデン返し。
いや、久しぶりに寒気がした。


どんでん返し度:88


セカンド・ラブ (文春文庫)
文藝春秋
2012-05-10
乾 くるみ

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聖女の救済 [東野圭吾]

2012/06/08 16:00
聖女の救済
東野圭吾


ガリレオシリーズの長編作。
子供が出来ない事を理由に、結婚一周年で夫から離婚を告げられた妻の綾音。
翌日から実家に戻るといって北海道へと旅立ったが、その間に夫が自宅で毒殺された。
動機からすれば十中八九、妻が犯人で間違いないのだが、鉄壁のアリバイと毒物の侵入経路の謎によって捜査は難航。
果たして妻はどのようにして夫を毒殺したのだろう。

容疑者Xの献身」の石神とは別の意味での天才といえるのが本作の綾音。
その類稀なる執念によって実現した驚愕のトリックを、ガリレオならではのアプローチで看破。
容疑者X同様に、自分には全く予想の出来ない方法だった。

毎回のように賛辞を述べている気がするが、なぜこうも東野圭吾の作品は面白いのだろう。
幾重にも張り巡らされたトリックが存在するわけでは無いのだが、その一つの重みが強烈。
心地良く肉付けされたストーリーが、最後のどんでん返しに向けて読者の気持ちを盛り上がらせ、予想もしない結末で圧倒。
そんなインパクトに魅了され、もはや東野中毒と呼んでもいいほど夢中になっている自分がいる。


どんでん返し度:77


聖女の救済 (文春文庫)
文藝春秋
2012-04-10
東野 圭吾

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闇の伴走者: 醍醐真司の猟奇事件ファイル [長崎尚志]

2012/06/07 16:00
闇の伴走者: 醍醐真司の猟奇事件ファイル
長崎尚志


マンガ「MASTERキートン」の原作者だったという著者が手がけた初の長編小説。
副題にもある、大食漢のメタボ中年「醍醐」が、ヒロインの優希と共に発掘された猟奇マンガの作者を探す物語。
同時期に作品内容と酷似する連続失踪事件が発生しており、事件との関連性を疑い独自の捜査をすすめてゆく二人に犯人の魔の手が忍び寄る。

業界に居ただけあってマンガに関する蘊蓄は抜群のリアリティ。
加えてヒロインが元警察官という設定で、それこそキートンがサラリと披露するような体術も違和感なく描かれており、グイグイと引き込まれること請け合い。
キャラ設定からミスリードに至るまで、新人とは思えないほど完成度は高く、マンガの脚本家たる実力も十分に伝わるのだが、個人的には「こんなもんじゃないだろ」という思いもあり、辛めの評価に。
絵を見せなくていい小説なら、もっとマンガでは表現できない設定で驚かせて欲しかったというのが正直な感想だった。
近年急速にストーリーのレベルが上がるマンガ界から、昔の名前で食べているミステリ作家を唖然とさせるような、圧倒的な技量を魅せつけてくれる新人作家の出現が待ち遠しい。


どんでん返し度:63


闇の伴走者: 醍醐真司の猟奇事件ファイル
新潮社
長崎 尚志

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